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世界三大レザーのひとつ「コードバン」

本革はどんなものでも高級なイメージがありますが、そのなかでも高級で人気のある革があります。世界三大レザーのひとつであるコードバンは「キングオブレザー」と称されています。
ここでは、世界でも有名な革「コードバン」について詳しくご紹介したいと思います。

コードバンとは?

コードバンとは、ヨーロッパで食肉用として生産される馬の皮を原皮としている馬革のことをいいます。現在では食肉用が原皮となる馬で、1ヶ月の生産量が数千頭ととても希少になっています。
コードバンは、独特な素材感とツヤ感から「キングオブレザー」や「革のダイヤモンド」といわれています。1頭から採れるコードバンはごく僅かで入手困難な革といわれています。臀部の分厚い革に守られている厚さ2mmくらいのコードバン繊維を裏側から丁寧に削ることから採取方法が宝石発掘のようだといわれ、「革の宝石」とも称されているのです。
スプレーでロウを吹き付けてオイルの膜を作ります。これを磨き使い込むことで深い光沢が生まれ、独特な光沢感と質感になるのです。

長い歴史がある!

コードバンの起源は16世紀に遡ります。もとは山羊の皮から作られていたといわれています。コードバンという名前は、スペインの都市コルドバで最初に作られていたことから由来されています。
当時から、品質や美しさ、耐久性は革のなかでもトップクラスで、王族同士の結婚などのお祝い品として重宝されていました。
19世紀後半には、ドイツのタンナーがタンニンなめしでコードバンを作る技術を編み出したことにより、美しさとハリがより一層輝きました。ここからアメリカに技術が伝わり、今ではコードバンといえばアメリカと定着しています。

コードバンの特徴とは?

コードバンの特徴といえばやはり「強度」です。コードバンはとても頑丈な皮革で、牛革の約3倍の強度があるといわれています。きちんと手入れをすることで一生使えるといわれているのです。シミや汚れ、傷などにも強く、使えば使うほど独特の光沢が生まれます。
そして「希少性」も特徴のひとつです。牛革とは比べものにならないくらいの希少性があり、1頭からの採取量がほんの僅かなうえに馬の生産量も極端に少ないため、入手困難な皮革といわれています。革自体を手に入れるには1年以上も前から予約をしていなくては手に入らないといわれるくらい希少性が高い素材なのです。

まとめ

コードバンがどのくらい希少なものなのか、知れば知るほど理解ができますね。一生使えるものと聞くと、1つ重宝しておきたいと思ってしまいます。やはり良いものは、一生ものなのですね。

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