イタリアを代表とするブランドというとPRADAかと思いますが、PRADAは価格帯が高いため中々手が出せるものは少ないです。しかし価格に見合った魅力がたくさん秘められたブランドです。
今回はPRADA「サフィアーノ」について紹介します。
PRADAの歴史
PRADAは1913年、イタリアミラノで始まりました。創業者であるマリオ・プラダがミラノに革製品を扱うお店を開いたことがきっかけです。
当初は小規模なお店で、世界中から珍しい革素材のものを集め、職人の手で一つ一つ丁寧に加工した革製品は有名になりました。その後イタリア王室ご用達となってからは、高級品というイメージが根強く今に至ります。
サフィアーノって何?
PRADAというと財布や鞄が有名ですが、その中でも「サフィアーノ」という素材が主流です。サフィアーノとは牛革のことを指し、革の表面に型押しをして加工した素材を意味します。正式名は「」サフィアノメタルオロ」といい、特徴としては加工を経て傷や汚れに対する耐久性に優れていることが挙げられます。さらには樹皮加工を施すことによって防水性もプラスされます。
サフィアーノの魅力は美しさ!
人気が高い理由として、まずはレザーの持つ高級感が挙げられるでしょう。光沢のある表面はサフィアーノの鮮やかな発色を引き立てています。
また、取り扱いが比較的簡単という点が挙げられるでしょう。通常レザー製品であれば雨などの水に弱いものが多いですが、サフィアーノレザーの場合はすぐに拭き取ればシミになりにくいので、日常使いに適した素材となっています。
サフィアーノには複数の種類がある
サフィアーノといってもいくつかの種類があります。
〇サフィアーノメタル
サフィアーノメタルのレザーは他の素材と比べると比較的軽く柔らかい質感となっています。ゴールドのメタルロゴを配置したデザインが特徴的です。
〇サフィアーノトライアングル
トライアングル型のロゴ入りプレートが配置されたサフィアーノです。シンプルで定番のデザインとなっていて、年齢を問わず長く使うことができるでしょう。
〇サフィアーノフィオッコ
イタリア語で「リボン」を意味していて、アイテムにリボンモチーフをあしらったデザインです。デザインが非常に可愛いため、特に若い方からの人気が高いです。
長く使うためにできること
汚れや傷に強いサフィアーノですが、日々のちょっとした汚れがつくことがあります。そのため、お手入れがかなり重要になってきます。
サフィアーノは細かな凹凸があることから、汚れなどの手入れが普通の革製品よりも難しい傾向にあります。
普段のお手入れ方法としては、レザー用のワックスをコットンなどで表面に塗り、全体に広がったらなじませるようにブラッシングします。最後にコットンなどで軽く拭くと基本的なお手入れは完了です。
まとめ
サフィアーノは美しさが魅力で、今もなおたくさんの人から愛されています。できるだけ長く愛用できるように、日々の手入れを怠らないようにしましょう。