同じような色・形・デザインや、ハイブランド、ノーブランドによってそれぞれ値段が全く違いますよね。高級ブランドはなぜ、あんなにも値段が高いのでしょうか。ブランド名が有名だからだけなのでしょうか。それとも人気があるからなのでしょうか。今回は、ブランド品はどうして値段が高いのか、迫りたいと思います。
ブランド品が高い理由
ブランド品は○万円が当たり前になっていますが、ブランド名が有名だからではありません。いくつかの理由があるのです。大きく4つに分けると、「素材」「技術」「手間」「宣伝」という理由が挙げられます。
理由①素材が優れている
ブランド製品に使われている素材はいくつかありますが、どれも高級素材が使われています。例えば、クロコダイルやオーストリッチなどの素材は世界でも希少性が高いので、バッグなどに使用するときは大量生産することができないのです。生産数が少ないため、限定品になり価格も高騰してしまうのです。
理由②職人たちの技術
縫製や織り、染色など、何十年と技術を磨いてきた職人たちが一つ一つ手作りで製造しています。例えば柄生地を使った製品は、裁断してあるいくつかの生地をつなぎ合わせて立体に仕上げていきますが、それぞれの柄がずれてしまわないようにぴったりと柄を合わせて作り上げるのです。そして、バッグなどは2枚の生地が重なり合ってできている部分がいくつかありますが、生地の重なり合う部分には若干の段差が必然的にできてしまいます。ですがブランド品の多くはキレイに面取りされているので、重なり合うこともなくキレイに仕上がるのです。
理由③見えない手間
職人たちは、消費者が目に見えないところにまで気を使って作っています。バッグなどには表地と裏地の間にも芯材を貼っていますが、難しい曲線もシワ一つないようにキレイに張って作り上げているのです。優れた職人たちによって一つ一つ手作りされているので、一度に多く作ることが難しくなります。そのため莫大な時間と多くの人の手間がかかることで価格が高騰してしまうのです。
理由④莫大な宣伝費
それぞれのブランドは、イメージ戦略や広告にも費用がかかります。世界中のテレビや雑誌などのメディアに宣伝をするので、その宣伝広告費だけでもかなり高額のお金がかかっているのです。そのような費用も製品の価格には組み込まれているので、必然的に高くなってしまいます。
まとめ
ブランド品が高い理由が分かりましたね。一つ一つ丁寧に作られているので、長きに渡って愛用できます。そのように考えると、高い製品でも仕方がない、当たり前だなと思えるのではないでしょうか。