エルメスの代表バッグともいえる「バーキン」。エレガントな佇まいに加え、収納力も備わったバーキンは、発売から現在まで長く愛されているアイテムの一つです。
今回はそんな「バーキン」の買取や歴史についてご紹介していきます。
エルメス「バーキン」の始まり
バーキンの誕生は1981年です。イギリスの女優ジェーン・バーキンとエルメスの社長の出会いがきっかけになります。
当時のジェーン・バーキンは、Tシャツにデニム、カゴバッグが定番スタイルでした。しかし、そのカゴバッグにはポケットや仕切りはありません。
ある日、彼女がロンドンへ向かう機内でのことです。短い時間ではありましたが、隣の男性と意気投合しました。いつものようにカゴバッグを持っていた彼女は、たくさんのメモをばらまいてしまいます。散らばったメモを拾うのを隣の男性に手伝ってもらいながら、彼女は「バッグもポケットも足りなくて、手帳にメモを挟みきれないの。」と嘆きました。
それを聞いた男性は彼女にこう提案しました。「手帳を大幅に換えることはできないけど、私のアトリエであなたの理想のバッグを作ってみましょう」と。そう、隣の席に座り意気投合した男性とはエルメスの社長、ジャン・ルイ・デュマだったのです。
デュマは彼女の理想のバッグを作りあげました。たっぷりとした容量で、エレガントなのにカジュアルに持てる、バッグを作成します。
バーキンさんに「君の名前をつけさせて」と依頼し、彼女はそれを承諾しました。
こうして、世界でも人気の「バーキン」が誕生したのです。
バーキンの買取相場
バーキンの買取相場は、状態などによっても変わってくるのですが、新品に近ければ70%~80%、傷が目立つようなものであれば定価の20%ぐらいが相場になります。
バーキンが発売された時の定価は50万円ほどでしたが、現在はそれの約2.5倍も高くなっています。他のブランドは古いと値段がつかないことがありますが、バーキンは違います。例えば20年以上も前のバーキンでも状態が良ければ、30万円程度と、値段がつかないことはほとんどありません。
また、プレミアものは買取価格がさらに上がります。ポロサス、アリゲーターなど入手困難なものは高額になりやすいです。
また、「パーソナルオーダー品」は、通常の素材では150万円~、特殊素材なら300万円~、稀に1000万円を越える場合があります。
まとめ
今回はバーキンの歴史や、買取相場についてご紹介しました。
買取に出す際は、複数の業者で比較をし、信頼できる会社を選ぶようにしてくださいね。