みなさんは、革製品はお好きですか？高級感があり、大人になると一つは持っておきたいですよね。そんな革製品でも使われている「イタリアンレザー」を前回ご紹介しましたが、全てをご紹介できませんでしたので今回も引き続き「イタリアンレザー」についてご紹介していきたいと思います。
日本のレザーとの違いは？
イタリアンレザーも日本産レザーもどちらも優れていますが、どちらも違った特徴があります。
イタリアンレザーは、ほとんどが上質な牛革を使いオイルレザーが多いのが特徴です。それと比べ日本産レザーは、上質な原革を海外から輸入して丁寧になめしたものが多く、いろんな種類の革を取り扱っていることが特徴です。
代表的な高級イタリアンレザー
○マットーネ
イタリアの老舗タンナー(革なめし業者や皮革製造業者)「バダラッシ・カルロ社」で作られている伝統的な高級革のことをいいます。明るい色味とキレイな光沢が特徴的で、パケッタ製法で作られています。革の表面にガゼイン加工がされていて、革特有の凸凹が少なくツルッとしています。
○ミネルバボックス
マットーネと同じく「バダラッシ・カルロ社」で作られている伝統的な高級革のことをいいます。こちらもパケッタ製法で作られていて、たくさんのオイルが含まれています。革特有の凸凹が不規則にあるのが特徴で、ずっと持っていたくなるような最高な触り心地です。光沢は控えめですが、使うほどに深みある光沢が生まれます。
○ミネルバリスシオ
こちらも同じく「バダラッシ・カルロ社」で作られていて、ミネルバボックスと仲間のレザーで、パケッタ製法で作られています。革特有の凸凹がなく、とても滑らかなのが特徴です。全体的にしなやかで、柔らかくしっとりした革です。
○ナポレオンカーフ
ごく限られたメーカーとしか取引をしない極秘のタンナーで作られた最高級のオイルレザーです。起毛加工しているヌバック素材を使用し、たくさんの天然オイルが含まれているのが特徴です。柔らかさは最上位で、経年変化が早く美しいです。
○オリーチェパケッタレザー
イタリアの老舗タンナー「オリーチェ社」で昔ながらの製造工程で作られた高級革です。飴色のような少し濃い目の染色や、オイルレザーならではのツヤ感を楽しめるのが魅力的です。
○ブッテーロ
イタリアで有名な「ワルピエ社」で作られている本革です。革の自然な風合いを生かした革作りをしていて、色合いのムラ感や革本来の持つシワなどを生かしているのが特徴です。使うほど色味と光沢が増し、持つ人によって表現が変わります。
まとめ
イタリアンレザーだけでもたくさんの種類のレザーがありますね。プラダやフェラガモ、フェンディなどの高級ブランドでも使われているイタリアンレザー、一つ持ってみたいものです。
